先日3月2日に諏訪に勉強に行ってきた。
昨年12月に信仰の古い形態を学んできたその続きである。
(12月10日投稿、「ミシャグジ様」)
今回は建築と彫刻に特化して掘り下げていく企画。
諏訪は天下に名だたる建築、建築彫刻の宝庫だったのです。
現存する建築を追いかけて教念寺→八劔神社→甲立寺→足長神社→手長神社
前回同様、八剱神社、手長神社の宮坂清宮司の解説。
やはりこの方の話は猛烈に面白い。圧倒的な知識、美意識、郷土愛、信仰、話力。
ぐいぐい引きつけられてあっという間の4時間でした。
手長神社、足長神社の由来となっている手長、足長とは?
宮坂宮司の言葉を借りて言えば
「もともとの土地神、国つ神、荒ぶるもの、まつろわぬ者の一族。
ミシャグジ様同様、古来からの信仰」とのこと。
足長は足しか濡れないから足長の背中に手長が乗って、長い手で魚貝を採るのだそう。
古事記にも、枕草子にもその表記が出てくるそうで、
僕にとってはたまらなく魅力的な世界だったのでした。
諏訪立川流(建築の流派)の立川冨昌の彫刻より、
強烈な表現力、存在感。やはり、昔の方のしっかりした仕事は素晴らしいですね。
これは北杜市にあるもので、諏訪にはありません。残念。
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