会期終了ギリギリになりましたが、行ってまいりました。
フランシス・ベーコン展
ずーっと気になってたので行けてよかった。
フランシス・ベーコンは「大好き」という人と「大嫌い」という人と
極端に分かれる気がします。
中途半端に見ることを許さない。
「ふーん、そうなんだー。」という感想を許さない。
そんな感じがします。
歪む顔、叫び声、融けていく肉、血、崩れた形、不協和音・・・
人が生きていく中でなるべくなら遠ざけたい状況、感覚を
徹底して表現していく。
実際それはどこかにある架空の世界ではなく
自分自身の心の奥のドロドロしたもの、
人間として生きていく以上どうしようもなく内包している
生臭い本能から派生する欲望
これは自分の一部だと無自覚なまま過ごして来た
その感覚を目の前に突きつけられるのだから
やはり中途半端に見ることは許されないのです。
とっても見たかった絵何点かが来てなくてザンネンではあったけれど
久々に充実の展覧会を見た感じがしました。
これから豊田美術館に会場が移ります。
興味がありましたらぜひどうぞ。
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