本日、17:00を持ちまして埼玉県本庄市、
ギャラリーりつりんでの個展終了致しました。
足を運んでくださった方々、お買い上げくださった方々、ありがとうございました。
注文もいただきました。いましばらくお待ちくださいませ。
伊勢丹新宿店での展示「涼のクラフト展」まだ開催中です。
7月9日まで、よろしくお願い致します。
昨日から小川村での個展にあわせての公開制作始まりました。
かなり特殊な方法をとっているので、
(僕以外にこの方法をとっている人に会ったことも聞いたこともありません。)
足を止めていろいろ尋ねてくださる方に説明するのですが
なかなか理解するという事まではいたらないようです。
鋳造という仕事自体が複雑な工程でわかりにくいですからね。
鋳造というのは基本的には鑞や石膏で作りたい形を成形し、
その形を特殊な砂や耐火石膏などを用いて雌型
(めがた:目指す形をすっぽりおおう型。目指す形の空間が内部に出来上がります。)
を作り、金属の厚み分の隙間が出来るように中子
(なかご:作品の内部空間を形成する型、完成後は崩して掻きだす)
を作り、その隙間に融けた金属を流し込んで作品を作る方法です。
僕の場合、そもそも目指す形というものを厳密にはもっていません。
ですので、原型というものは作りません。
「この隙間に金属が満たされたらおもしろいだろうなあ。」
というちょっと訳のわからないモチベーションで
型となる丸太を彫り、もしくは地面に穴を掘り、
そこに金属を流し込むというまったく原始な方法で作品を作っています。
「目指す形を厳密には持っていない」ものの、
目指す形のボリュームや、テクスチャー、見た時に受ける印象などは
常に念頭にあります。
隙間を作りながらその隙間の空間の形、空間的なネガの形、型に接する空気の形を
見ている訳です。
もちろん形を作りだすための基本的な構想、コンセプトをきちっと作ります。
僕の作品は抽象形態ですのでそれがないと形に説得力が無くなりますので。
2年ぶりの制作、始まりました。
時間はあまりないので短期集中です。
7月7日、小川村の個展会場脇、屋外にて鋳造いたします。
天気に恵まれますように!
昨日の様子、丸太の皮むきで一日終わってしまいました。
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