小川村での制作が続いています。
7日は公開鋳造、今日までになんとか型を作り終えました。
しかしおよそ鋳金師(いもじと読みますよ。)らしからぬ作業の数々・・・。
チェーンソーで丸太を切る。それから彫る。
これは木こりか木彫家の仕事ですわなあ。
地面を掘る。土を練る。コテでなでる。
え〜、土方と左官ですかね。
大学で鋳金を学びました。
卒業して陶芸家、鯉江良二の工房の居候になりました。
その工房でたくさんのおもしろい人達と出会いました。
木こりにチェーンソーの扱いを学びました。
家族を持ち、信州に居を移し、遊具メーカーに勤めました。
溶接免許を取り、工事にもしょっちゅう行きました。
それが僕の青春でした。
迷いながら、右往左往しながら、これでいいのか不安に苛まれながらいたと思います。
今になって振り返ってみるとまっすぐな道を僕は歩んでいたのでした。
なに一つ過不足なく与えられていたのだと今さらながらに痛感しています。
今までの経験すべてつぎ込んで制作しています。
そしてこれから得る経験もすべてつぎ込んでこれからの制作をしていくのだと確信しています。
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