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依代(よりしろ)
—神事の際に神が宿る物体を依代と言う—
神とは元々、人知の及び得ぬ畏れる対象でした。
人は神事を行い、大いなる力を鎮めたのです。
その昔、人は獣を畏れ、緑を畏れ、日照りを畏れ、大水を畏れ、
暑さを、寒さを畏れてきました。
畏れるものが多いほど、人は謙虚になります。
科学によって畏れを駆逐し、
自然に対しての謙虚さを失いつつある現代という時代
むしろ畏れを呼び込む為に依代をつくるのかもしれません。
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