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神の宿る場所 

 

原始社会の中で、ひとはその集落に何かを立てることによって

森羅万象の大いなる力(八百万の神)を宿らせ、それを信仰してきました。

このことは、地域を問わず普遍性を持つ始原的な感覚であるように思われます。

 

現代社会では、信仰の対象が科学や経済となってしまいましたが

そこには本質的な生命の尊厳や自然の偉大さを学ぶものは少なく

まさにそこにこそ現代社会の脆弱さがあるのではないかと思います。

 

宗教を持つもののカルト化、一神教の頑さをも

アニミズムという原始宗教観で吹き飛ばしたいという願いを込め

この作品を作りました。