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2014年

2月

11日

魔法使い

先日、名古屋へ行き、

いつもながら日本料理「出雲」の大谷氏と打ち合わせかねがね

美味しいお酒、楽しい時間を過ごしてきました。

 

今までに2回、出雲とLVMH(ルイヴィトングループ)のお酒部門MHD

組んで料理会を開き、その記録の本(限定版)を出したのですが、

その本がまた素晴らしい出来。

 

1冊目が「Ardbeg と 出雲」 2冊目が「ロン サカパ と 出雲」

Ardbegはアイラモルト。知る人ぞ知る、名酒。

ロン サカパはラム。知らない人も多いかもしれないがラムの最高峰。

 

日本料理ににハードリカーって想像つかないかもしれないけど

大谷氏の手にかかればとんでもない魔法を見せてくれます。

 

ロン サカパのマスターブレンダーのロレーナ女史が出雲で食事をし、

そのマリアージュに感激して特別な一本を贈ってくれたとか。

日本に5本程しか来ていないというそのラムをいただいちゃいました。

まさに最高峰の中の最高峰。

味の表現は言葉を尽くせば尽くす程陳腐になるのはわかりきっているので割愛。

「感激した!」とだけ伝えておきます。

 

下にマスターブレンダーの直筆サイン。

ウラには手書きのシリアルナンバー。

ちょっと天国行ってきました。

 

出雲とMHDのコラボプロジェクトは継続。

僕も関わるとか関わらないとか・・

は今後のお楽しみという事で。

 

しかし、大谷氏の仕事に対するストイックさ、

生き方の上品さ、たくましさ。

他にいないよなーって思う。

笑ってバカ話するんだけどね。

尊敬してます。正直な話。

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2014年

1月

06日

初詣

新しい年が明けました。

今年一年

今までお付き合い頂いた方も、

このところちょっと縁遠くなっている方も、

まだお目にかかれていない方も

どうぞよろしくお願いいたします。

 

長野に移り住んでからやがて3年を迎えます。

ずいぶん信心深くなりました。

チョイチョイ報告はしているのでご存知かもしれませんが。

 

善光寺はもちろんしょっちゅう通っています。

参拝のルートが決まってて

善光寺へ行く時は他にもお寺2つ、神社2つ

参ってきます。

 

諏訪の宮司のお話を聞く機会にも恵まれました。

諏訪のルーツとなる信仰の話、記紀には載らない神話を

聞かせて頂きました。

 

奈良の高鴨神社の宮司ともつながりを持てました。

こちらは記紀に載ってるルーツのお話について

豊かなイメージとともにお話頂きました。

昨年秋には新嘗祭にも参加させて頂きました。

 

 

 

長野に来たばかりの頃は毎日不安でしょうがありませんでした。

知ってる人のいない土地で一人きり生活できるんだろうか?

仕事は今まで通り続いていくんだろうか?

借金はしたものの返していけるんだろうか?

・・・などなど。

 

僕にとって不安を解消してくれるものが参拝でした。

毎日行ってたなあ。あのころ。

すがることで、祈ることで、なにか次の扉が開くような

そんな気がしていて、

実際にそう導いて頂いたこの3年でした。

いまではちょっと歩いているだけで何人かの知り合いと

出会い、挨拶できる環境となっています。

毎日の不安がない訳ではないけれど

こうやってたくさんの人達と繋がっているだけで

なんとか生きていけるだろうという自信が湧いてきます。

 

参拝のときは手を合わせ、まずは感謝をします。

「日々お守り頂きありがとうございます」と。

信仰するとはなにか特定の神の存在を認識することではなくて

日々こうやって生きていけるというその感謝

手を合わせる対象を自分の中にみつけるということかなと感じています。

どんな神であろうと、どんな仏であろうと

大きな存在に支えられて生きているのだなと感じる日々です。

 

あ、これを読んでおられるあなたも

僕にとって大きな存在かもしれません。

ありがとうございます。

どうぞこれからもよろしくおねがいいたします。

 

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2013年

4月

20日

ちろり制作

4月6日の記事、「取材」に書きましたが、

NHKで取り上げて頂きました。

錫を融かす所からの制作行程ほぼ全部見られます。

企業秘密なし!(笑)

 

 

 

毎日こんなことしてるんです。ひとりで。

 

 

なんて書くと淋しい人みたいでしょ?

ぜんぜん!毎日楽しいです。

いい仕事みつけました!!

 

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2013年

4月

06日

取材

何だかこのところ、いくつか取材が重なりました。

まったく・・・有り難い事でございます。

取り上げて頂いた皆様に感謝感謝!!

 

んで、告知いたします。

 

まずは長野のフリーペーパー「日和」の

裏表紙めくった所にどーん!

 

 

真面目な顔してますねえ(笑)

撮影はミュージシャン、ライブハウスNEONHALLの創始者、編集、

等々多彩な顔を持つ写真家、清水隆史氏。

実は彼がきっかけで長野の門前に住み着いた訳なのですが、

そんな昔話(2年前だからそんなに昔でもないが。)しながらの撮影でした。

もう見た方からは「かっこいい」とか言われてちょっと照れております。

写真の腕がいいんだな。ありがとう、清水さん。

 

 

それからもう一つ。

来る4月10日(水)

午後6時10分からNHKのイブニング信州(長野県ローカルです。すみません)

にて、僕の制作の行程を5分くらいにまとめて放送してくださるそうです。

ほぼ一日くらいかけて撮ってくれました。(一日が5分に!)

またしてもテレビレス生活のワタシにはみれないのでありますが・・・。

長野県内に住んでらっしゃる方でお時間ある方、是非見てくださいね!

 

取材時はこんなでしたよ。

 

 

実は、もう一つ取材を受けたのですが、

それはのちほど紹介いたしますね。

 

ではでは、ごきげんよう。

 
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2013年

4月

02日

塗壁隊

3月30日、31日と塗壁隊の一員となって土壁塗りに参加させて頂いた。

 

 

善光寺のすぐ近く、本堂まで徒歩3分の所に友人の和菓子屋ができる。

その店舗の内装の壁塗り。

こどもの日、5月5日オープンの予定。

 

5月5日は鯉のぼりをあげる日だが、ここは鯉焼きを作る所である。

詳細は今後もお伝えするとして・・・。

 

塗壁である。

ずっと気になってたんだよねえ。壁仕事。

自分のとこの外壁のモルタルは塗ったけれど、

土壁を体験してみたかった。

いや、やっぱおもしろかったですわ。

やってる最中は手は汚れてるは気が回らないわで

写真撮るの忘れてしまった(笑)

仕上げのクリーニング作業はこんな感じでした。

 

 

夜は我が家の工房にて宴会。

壁塗り棟梁も、みんなもいい顔してました。

気持ちいい作業、気持ちいい仲間、楽しいお酒。

 

 

金工家ですからね。ワタシ。

ワタシなりの参加もさせて頂きましたよ。

 

記念のタグを壁にうめこんであります。

オープンしたらどこにあるか探しにきてね。

 
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2013年

3月

27日

青春

娘の受験も終わり(無事合格しました。)

ようやく春のお迎え準備完了という今日この頃です。

気温も上がってまいりました。身体が動きたくてうずうずしておりますね。

 

先日、娘の合格報告を金沢のじいちゃんばあちゃんにして参りました。

そりゃあ喜んでくれました。僕も親孝行になったかな?グッジョブ娘!

 

その帰り道、僕が大学時代からお世話になり、卒業してから2年弱居候をしていた

(ここの工房は“弟子”という扱いではないので、“居候”もしくは“スタッフ”と呼んでおりました。)

愛知の陶芸家 鯉江良二さんと、土岐の陶芸家 伊藤慶二さんの展覧会が

富山市の楽翠亭美術館(らくすいていびじゅつかん)で開催されておりましたので、

息子、娘と3人で行って参りました。

鯉江さんの所へは、ウチの子供達も小さいころから何度も遊びに行き、

実の孫のようにかわいがってくれているのです。

 

伊藤慶二+鯉江良二

土に宿すかたち ーパイオニアたちの仕事ー 展

 

そこで見た懐かしい作品の数々・・・。

僕が制作に関わっているものが沢山あったのです。

 

学生の頃、学校では鋳造を学んでおりましたが、

鯉江さんの人間性と作品とに惚れ込んで畑違いの陶芸の世界に足を踏み入れた訳です。

もちろん陶芸に関するいろいろ、土練りや窯詰めなどもやりましたけれど

鯉江さんからは「おまえは学生の間ずっと鋳造を学んできたんだからここでやってみろ」

という指示をいただきました。

大学というシステムの中でそれをやる事は簡単ですが、

システムから放り出されると物凄い大変なんですね。

それをよくわかっていて僕にやらせてくれたのでしょう。

道具の制作からシステムの再構築から・・最低限工房の仕事をこなした上で

やっていると結局1年くらいかかってしまいました。

しかし、その時期にシステムを再構築し、自分なりの方法論をみつけたおかげで

今の制作のスタイルが確立できました。

 

僕が鯉江さんの工房で鋳造をできるようにした事は鯉江さんにとっても

制作のインスピレーションになったようです。

それから鯉江さんの作品にいくつも関わらせて頂きました。

 

そのうちの一つ「森ヲ歩ク」が会場内の日本庭園内に展示されていたのです。

すごく美しい展示でした。

 

 

見ているだけでその頃の葛藤や悩みがありありとよみがえってきます。

まさに僕の「青春」がそこにありました。

後から美化する事はできるけど、やはり青春のまっただ中って苦しかったような気がします。

やりたい事とやれる事の葛藤、将来の不安、社会への憤り・・・。

 

いま、息子と話しているとまさにその不安定なまっただ中にいるのだなと感じます。

 

「がんばれよ、それを乗り越えると強くなれるから。」

 

そんな事を思いながら、今から突入する娘と、まっただ中の息子

それからそのさなかにフラッシュバックしている自分、

不思議な感覚でゆっくり時間をかけて展示を見てきました。

 

 

 

6月16日までのロングランです。機会がありましたら是非。

 

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2013年

2月

16日

感謝!

先日来お伝えしておりました新宿伊勢丹での展示、無事終了いたしました。

今回も懐かしい顔あり、新しい出会いあり、嬉しい助けあり・・・。

感謝感謝でございます。

 

このブログを見てきてくださった方や、

僕が錫の説明をしようと話し始めると

「なに言ってんの。ワタシあなたのものたくさん持ってるわよ!」

とおっしゃる方や、

僕の展示なんて不定期であるにもかかわらず、

そして特にお知らせしている訳でもないのに顔を出してくださる方など、

だんだん浸透しているのかなあと嬉しくなってしまいます。

 

期待を裏切らないよう、今後もいい作品作ってまいります。

これからもよろしくお願いいたします。

 

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2013年

1月

21日

試験前にマンガを一巻から読んでしまう…ような。

経験ないですか?

試験の前にもう何度も読んだはずのマンガを読みはじめてしまう事?

もしくは小説でもかまわない。

または普段気にしていないのに無性に部屋の散らかり具合が気になって

勉強しなきゃいけないのに掃除をなぜか始めてしまう事・・・。

 

いきなり何の話かって?

 

今、展示会直前なんですよ。下にも書きましたが。

1月30日から伊勢丹新宿店。

仕事も大詰めで忙しい・・・はずなんです。

いわば「試験前」の状態。

 

なのに、作り出しちゃったんです。ちくちくと。

本業じゃない制作物を。

いえね、仕事はやってますよ。じゃないとお待たせしてる人に申し訳ないですからね。

または、仕事干されちゃいますからね。やってます。ちゃんと。

毎日仕事が終わって10時か11時頃から2、3時間ずつこつこつと、ちくちくと。

素人ですからアーでもないコーでもないって考えながら。

明確に作りたい大きさや機能は決まっているので

(あまりに明確すぎて売ってるものでそれを満たすものを探すのも難しいほど)

寸法も自分で全部決めて。

 

材料は昨年の夏前に購入してあったんです。

ずっと作りたくてしょうがなかったんです。

 

んで。

 

できました。

 

仕事用の鞄。

 

 

 

金工作家ですから、ボタンは自分で作りましたよ。

自分の書いた文字でサインを彫り込んで。

 

 

非売品です(笑)

 
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2013年

1月

01日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

 

2013年が始まりました。

 

昨年いっぱいいい事がありました。

たくさんのめぐりあいがあり、そしてそれぞれの絆が強まった気がしています。

 

一方で戦わねばならない事についても明確になってきました。

この事をちゃんとやらなければ僕が今まで楽しく暮らしていたこの生活を

胸を張って子供達に渡す事ができなくなってしまうと思っています。

 

仕事においても、生活においても高く意識を持ってこの年を迎えたいと思います。

どうぞ皆様、今年もよろしくお願いいたします。

 

 

日付の変わる頃、息子と二人善光寺に参拝してきました。

 

皆様にとって、2013年がよい年となりますように。

 

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2012年

11月

29日

特別講座

長野駅にほど近い所に長野美術専門学校がある。

今日(11月28日)そちらに特別講師として招いて頂き、

一日 講義とワークショップを行ってきた。

 

大まかな流れは決めてはきたのだが、ほぼ行き当たりばったり。

大勢の前で話すということになれていないので、柄にもなく緊張した。

少人数で話すといろいろレスポンスが返ってくるところが、

大勢だと話が上滑りしてしまう。

反応が薄いと余計に焦ってなにを話していいかわからなくなってしまうという有様。

いやあ、焦りました。

それでも、ワークショップとなるとみんなも乗り気になってきて、

結構楽しめたように思います。ほっ、よかったよかった。

最終的にはそれぞれアルミのペンダントヘッドを作り、革ヒモに通して

文字通り「世界に一つだけ」のアクセサリーを手にしたのでした。

 

朝、会ったときと全然違う充実した顔があり、僕としても充実の一日でした。

 

 

しかしこの子ら、息子と2つしか変わらないんだよなぁ。変な感じ!

 

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