定番品 特注品等
写真をクリックするとそれぞれのページへジャンプします。
錫(すず)について
錫は古来より日本人にとって慣れ親しんだ金属です。
その昔、錫は金銀に次ぐ貴金属とされ、大切にされてきました。
奈良の正倉院にも数点が宝物として納められています。
錫は人体に無害なだけでなく、酒の味を美味しく変えるなどの力を持っており、
古くから酒器として愛されてきました。
熱伝導がよく、燗に、また冷酒にすばやくかつ芳醇につかります。
欧米でもビールに、またワインのカップにと広く使われています。
また、錫には水を浄化する力があるため、
錫で作られた花器では、花が長持ちするなどの効果が認められています。
錫の取り扱いについて
錫は安定した金属なので、特別なお手入れはいりません。
通常のご使用であれば水をきり
柔らかい布で拭くだけで充分です。
長年の使用によって曇りなどが生じた場合は
重曹や練り歯磨きなどを少量布にとって磨くともとの輝きが戻ります。
真鍮について
所々使われている黄色い金属は
真鍮(黄銅)です。
真鍮は銅と亜鉛の合金で、
亜鉛が20%〜40%程度の割合で配合されています。
比較的腐食に強く、黄金色が美しいため、
食器、仏具などに幅広く使われています。
身近な所で五円硬貨も真鍮で出来ています。
錫よりも熱の伝わり方が緩く、
強度も高いので
主に持ち手に使用しています。
錫の酒器などで燗をつける際にも
持ち手が熱くて持てなくなる
ということはありません。
写真をクリックすると写真が拡大され、左下にテクスチャーの記号が出てきます。